2ntブログ
2025.01.2223:55

中国の屍姦文化

こんにちは。nexaです。女体盛りはお刺身がぬるくなるから嫌だというみなさん、死んでいる女性の女体盛りは、お刺身がぬるくならないので最高ですよ。

最近、ひょっとして中国には「屍姦文化」とでもいうべきものが根づいているのではないか、という気がしています。今日はその話をしたいと思います。

現代インターネットの中国屍姦文化

イラストサイトなどで屍姦イラストを漁るのは楽しいことです。イラストサイトで屍姦イラストを眺めていて気づくのは、キャプション等に中国語が多く、どうやら中国の方が投稿しているものが多いということです。もちろん屍姦以外のジャンルにも中国語でキャプション等が書かれたものはありますが、屍姦モノほどは見かけません。

また、SNSなどで殺害リョナや屍姦について書き込みをしているアカウントを見てみると、中国語で書き込んでいるアカウントが多いことに気づきます。中には警察の検死の写真が流出したと疑われる、どう見ても本物の若い美女の全裸の死体画像などが投稿されているのを見ることさえあります。倫理的にも法律的にも、色々と大丈夫なんでしょうか。

中国語には屍姦を意味する言葉が色々あり、そのなかには「冰恋」という言い方があるそうです。死体の冷たさを氷にたとえて、「氷の恋」というわけですね。中国語でも美しいニュアンスのある言葉なのかは分かりませんが、日本語の感覚ではとても美しい響きですね。

中国史上の屍姦

少し時代を遡ってみましょう。

中国の歴史上の人物としては、西晋の皇族である司馬榦や後燕の皇帝である慕容熙は屍姦をしたことが知られています。

劉達臨という人の『中国性愛文化』という本(1999年。鈴木博訳、2002年、青土社。)では、759ページから761ページにかけて、そのものズバリ「屍姦」という見出しで、次のような中国の歴史上の屍姦の話が紹介されています。

・司馬光の『資治通鑑』に、赤眉軍が前漢の武帝の呂后の屍を汚辱したとある。屍姦したのかもしれない。
・唐代の戴君孚の『広異記』には、盗人が王妃の墓を盗掘して屍姦した話がある。
・南宋の周密の『斉東野語』には、趙という役人が前任の役人の娘(15歳)の死体を掘り起こして屍姦したが、病気になって死んでしまう話がある。この役人は周密の友人であり、実話だという。
・古代には屍姦は重罪であり、清代の羊朱翁の『耳郵』には、奚呆子という男が美少女の死体を掘り出して屍姦したが、露見して死刑になった話がある。

『広異記』の話と『斉東野語』の話は、同じく劉達臨の『中国性愛博物館』という本(2003年。鈴木博訳、2006年、原書房。)でも紹介されています。『資治通鑑』以外には日本語の全訳は見当たらず、日本語で読むことはできないようです(『広異記』にはいくつかの日本語抄訳がありますが、この話は見当たりませんでした。よく探せばあるかもしれませんが・・・)。

この本には「そのほか、古書には、妙齢の娘が死んで葬られると、僧侶や村内のならず者が掘り出して犯したという記事が少なくない。」(194ページ)と書かれており、中国の古い本には屍姦の話がたくさん出てくることが分かります。しかし何という本に出てくるのか書かれていないので実際に読むことができないのが残念です。

Gh5WZgSbwAE31K2.jpg

中国の屍姦遊郭

次に、高山哲史の「屍愛録」というルポルタージュ(雑誌『あまとりあ』の1953年12月号)を紹介しましょう。

おおよそこのような話です。

高山は戦前の中国を旅行して回り、上海フランス租界で屍姦専門の遊郭に行った。死斑もなく死後硬直もしていない白蝋のような不思議な美女の死体を、24時間自分の好きにできた。存分に屍姦を楽しんだ。翌日、案内してくれた男から礼として反日派の要人を連れ出すことを要求され、応じざるを得なかった。それから数年後、北京で楊文里という人の『九春亭読書録』という稿本を入手して読んでいたところ、同治14年(1875年)に余杭であった墓荒らし事件の真相が書いてあった。『九春亭読書録』によれば、文里は上官が犯人であることを突き止め、上官は官の権威を保つために転任と称して処分された。上官は文里に、屍姦のために墓荒らしをしたことを語った。そこには『広無冤録』という書物から学んだという死斑を消す方法が書かれており、高山が抱いた不思議な美女の死体もこうして作られたものだと分かった。

・・・なんとも面白い話です。もっとも、話が出来すぎていますから、さすがに実話ではないでしょう。ところが中国語版ウィキペディアではこれが典拠として引用されてしまっています(笑)。

『広無冤録』は宋の沈維敬という人物の著だと『九春亭読書録』に書かれていたそうですが、題名からして『無冤録』の増補版という設定に違いありません。しかし元の時代の『無冤録』の増補版がそれ以前の宋の時代にあるわけがありません。なにより、「先づ或る種の薬湯で胃及腹を洗滌した上、つめものをして屍臭を防ぎ、口腔内から頸動脈に防腐剤をを(ママ)注入して腐敗を止め、按摩法によつて死斑を消す」という死体を綺麗にする方法が書かれていますが、あまり現実的ではありません。現代でも考えにくいですが、宋の時代の技術では余計考えにくいことです。

屍姦専門遊郭というのは非常に夢のある話ですが(行きたい! とても行きたい!)、実在しなかったでしょうね。どうやって、それを専門にして商売が成り立つほど美女の死体を供給し続けるのでしょうか。しかしこういう話が作られるのは、広い中国のどこかにそれに類するものがあったのではないかと信じたくなります。

私はこのルポルタージュの存在を、下川耿史という人の『セクソロジー異聞』(1992年)という本の中に収められている「屍姦の快楽」というエッセイに紹介されているのを見て知りました。「屍姦の快楽」には他にも屍姦の話がたくさん紹介されており、興奮します。全文検索もない時代によく多くのエピソードを探したものだと思います。このエッセイについてはまたいつか改めてご紹介したいと思います。

冥婚

中国をはじめとする東アジアでは、地方によっては「冥婚」という文化があることにも注目すべきでしょう。冥婚とは独身のまま死んだ人の霊を慰めるため、生きている人や他の死者と縁組みをする習慣です。この習慣は日本にもあるのですが、中国のものがより有名でしょう。

「赤い封筒」の話は都市伝説のような形で日本でもすっかり有名になっています。亡くなった女性の家族が赤い封筒にご祝儀を入れて道に置き、それを拾った男性が死んだ女性と結婚しなければならない、という話です。

死んだ女性と結婚式を挙げるのはちょっと楽しそうです。もし道に赤い封筒が落ちていたら拾ってみたいです。そして、もしその女性がまだ死にたてで、結婚して「夫婦の営み」ができたら最高ですね。

ただし、この習慣は残念ながら現在ではあまり行われていないとのことです。

冥婚の他にも、中国の有名な怪異には殭屍があり、中国には死体にまつわる文化が豊富です。中国にはこうした伝統が息づいているため、屍姦愛好者が多いのでしょう。

こうして見てみると中国の屍姦文化は奥が深く、日本以上に屍姦文化が発達していて羨ましく思われてきます。日本が世界に誇る文化であるエロマンガ等に屍姦がもっと頻繁に登場するようになり、日本が中国に負けない、世界に誇る屍姦大国になるといいなと望んでいます。お互いの文化を取り入れながら、文化の向上を目指していきたいですね。

余談

この記事を書くにあたり、国立国会図書館で調べ物をしました。国会図書館に所蔵されている『BOUDAN 妄談』創刊号を見てみました。R18指定のため、別室で閲覧しなければなりません。本には黒枠に明朝体で「別室閲覧」と書かれたシールが貼られており、別室で閲覧しなければならないこととこのシールがアングラ的な雰囲気を増していて、エモい感じでした。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

necrolife

Author:necrolife
@necro_lifeの中の人が死体愛を語るブログです。

ツイッターではファンタジーなフィクションで死体愛を語っていますが、ブログでは中の人のちょっぴりリアルな素顔も見せちゃいます。幻想を壊されたくない方はご注意を。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR