2ntブログ
2014.02.1622:14

【創作】nexaと漂着男女(前編)

 こんにちは、nexaです。これからちょっと人を殺して屍姦をしてみようかなという方に一つアドバイスがあります。殺したら、死体は仰向けにしておいてください。なるべくうつ伏せにしないように。その理由は・・・

nexaと漂着男女(前編)

 こんにちは、nexaです。久々に根草島にやってまいりました。そう、数々の血塗られた殺人屍姦事件の舞台となったこの根草島です。まあ犯人はどの事件も私なんですがね(笑)。
 いつもは島の外で手に入れた女性の死体を持ってきたり、生きた女性を島の外で捕まえてきてこの島で殺したりして屍姦を楽しむのですが、今回はなんとなくこの根草島の自然を堪能したくなったのです。この前殺した女子高生の肉をこの島の冷凍庫に保存してあるので、それをちょっとスライスして持ってくるためでもあります。
 ちょっと1日2日寄るだけのつもりだったのですが、時期を間違えました。波が高くて船を出せずにいたら台風まで来てしまい、本格的に帰れなくなってしまったのです。そんなわけでもう1週間もロッジに閉じ込められたままです。することもなく、詩文をものしたり、料理をして――もちろんメインディッシュはおいしい女子高生です――その肉に合う赤ワインを試したり、ぼんやり止まない長雨を眺めたりして過ごしています。
 数え切れないほどの若く美しい女性が殺され、屍姦されてきた現場で1週間過ごすというのは、怖くて耐えられないという人もいるかもしれません。しかし、怖がるべきは生きた人間で、死んだ人間にはなにも怖い要素はありません。死んだ人間はなんら抵抗できません。生きた女性をレイプしようとすれば、抵抗され、運が悪ければ女性に反撃されて殺されることだってあります。それに比べて死んだ女性はなんの抵抗もせずに受け入れてくれます。少なくとも私が抱いてきた多くの死んだ美女たちは、ゾンビになって私を拒むなどということはありませんでした。
 数え切れないほどの若く美しい女性が殺され、屍姦されてきた現場で1週間過ごすというのは、怖くて耐えられないという人もいるかもしれません。しかし、私にとってはそれらはすべてむしろロマンティックな思い出なのです。白く細い美しい首を絞め、あるいは透き通るような柔らかな肌にナイフを刺し入れるその快感――。体温は冷たくも情熱的なセックス――。こんなに素晴らしい体験は生きた女性とでは経験のしようがありません。止まない雨をぼんやりと眺めながら、殺して屍姦した一人ひとりの女性を思い出し、懐かしい感慨に浸るのです。
 ――その朝、私はまぶしい陽の光で目を覚ましました。カーテンを開けてみると、雲ひとつない清々しい景色が広がっていました。ああ、これで帰れる。しかしもう少し感慨に浸っていたかった気もする――そんな思いを抱きつつ、私はすこしばかり海辺を散歩することにしました。
 この台風で多くのごみが波打ち際に漂着しています。海に物を捨てるだなんて、なんと身勝手で悲しいことでしょう。この島の美しい景色が台無しです。ちょうどこの1週間の間にたまったごみもあるし、それと一緒に持って帰ろうと、すこしばかり拾い集めて歩きました。
 しばらく行ったところに何やら大きな白いものが落ちています――近寄ってみると、それは白いワンピースを着た、髪の長い20代か30代ほどの女性がうつ伏せで倒れているのでした。
nexa「もしもし?生きてますか?」
 私は声をかけ、彼女を側臥位にしました。気道の確保には横向きにするのが最も安全だからです。しかし私はすぐに救命処置は無駄だと気づき、やめにしました。ワンピースの裾から見えるふくらはぎが赤黒くなっているのに私は気づいたのです。ただの痣かもしれないと思いましたが、ワンピースをまくりあげてみると、ふくらはぎだけでなく、お尻から背中に至るまでその色になっています。そうです、死斑です。死斑が黒々と体の背面すべてを覆っている様子からすると死後少なくとも10時間は経過しているようです。私が今まで殺した女性も、何もせずに放っておくと死後10時間程度でこんな色になりました。
 目立った外傷がないのでおそらく溺死体でしょう。試しに死体の胸を押してみるとぶくぶくと泡を吐きます。これは肺に入った水が肺の浸出液などと混じったもので、主に溺死体に見られます。溺死に決まりです。
 昨晩海の様子を見るために雨の中このあたりに来たときには目に入りませんでしたから、昨夜から今朝のうちに流れ着いたものに間違いありません。私は彼女を仰向けにし、まじまじと全身を眺めます。なんと美しいのでしょうか。こんな綺麗な死体が漂着するなんて、なんてラッキーなのでしょう。ひょっとして日頃の行いの良さを見ていた神様が私にこの女性を海に沈めて私のもとまで流してくれたのではないかと思いました。
 私はたまらずキスをし、服を脱がしました。白い肌、形の良い胸――女子高生の未成熟な死体も綺麗でしたが、毛の生え揃った大人の女性の死体もまた乙なものです。乳房や性器を舐めると海水のしょっぱい味がしました。
 勃起しきったペニスを彼女の膣に挿入し、夢中で腰を振ります。彼女は当然なんの反応もせず、ただ黙ってカクカクと私の腰の動きに合わせて揺れるだけです。ここのところ女性の死体とこういうことをする機会にあまり恵まれていなかったので、大興奮で欲望の限りを叩きつけるように腰を振り、その二度と子供を孕むことのない子宮の中に、私の熱い精液を大量に注ぎ込みました。
 射精の瞬間、あまりの恍惚感に一瞬気を失いそうになるほどでした。しかし気を失っては満潮になったら私まで土左衛門になりかねません。その女性をお姫様だっこし、ロッジまで運びました。その間、ときどき彼女の股間から私の精液がたらりと流れ落ちました。
 私はロッジの1号室に彼女を寝かせました。彼女がロケットペンダントをしているのに気づき、開けてみると、中には男性の写真が入っています。恋人でしょうか。
 それはさておき、悪くならないうちに捌きましょう。ナイフで胸部から腹部に切れ目を入れます。そして、気管と肺、それから胃を切り取ってトレイに乗せました。一見なんの変哲もない気管と肺なのに、この部分が致命傷を負って命を失ったのかと思うと、そこはかとなくその肉塊に色っぽさを感じました。やっぱり致命傷を負った部位というのは多少特別な感じがします。
 そしていくつかの臓器を取り出します。特に腸は内容物に危険な細菌が多くいるので、傷つけて他の可食部を汚染してしまわないように細心の注意で取り出さねばなりません。そして子宮・・・数ある臓器の中で一番神秘的でセクシーなのがこの臓器です。メスで半分に割ってみると、おやおや・・・中に誰かいましたよ。まだ人間の姿になりかけの、妊娠2ヶ月くらいの胎児のようです。若干見た目がグロいんですが、美味しいんでしょうか。私も胎児は食べたことがありません。後で食べてみましょう。
 さて、どんな料理にしようか、どんなワインと合うだろう――などと考えていると、
「ピンポーン」
 ロッジのチャイムです。誰か来たのでしょうか。
 私は急いで着ていた血まみれのものを脱ぎ、手を洗い、服を着替え、念のために1号室に鍵をかけて、ドアを開けました。
nexa「はい?どちらさまで?」
 するとそこにはびしょぬれの男性がぐったりとうつ伏せで倒れています。助けを求めてこのロッジまで来て、安心して気が緩んだのでしょうか、あるいは私が手を洗ったり着替えたりしている間に力尽きたのでしょうか。
nexa「もしもし?生きてますか?」
男「う・・・」
 生きてはいるようです。まあ私はヘテロセクシャルなので死んでいる女性を手に入れたら大喜びですが、男性は生きていても死んでいてもどうでもいいのですが、やはり生きている以上救命処置をしないわけにはいかないでしょう。
 私はとりあえずその男性をロビーまで引きずりました。するとそこで、
男「おろろろろ(びちゃびちゃびちゃ)」
 飛び散る吐瀉物!何たる迷惑!跳ねる小魚!漫画かこれは!外で吐いていただきたいものです。それにしてもこの小魚、この男性の体内でよく生きていたものですね。
 とりあえず私はこの男性を再び外に引きずってゆき、喉に指を突っ込んで胃の中のものをとりあえず全部出しました。あっ、小エビが生きています。
nexa「もしもし、聞こえますかー?」
男「う・・・」
 意識レベルはかなり低いようです。とりあえず引きずってゆき、2号室に寝かせました。
 1号室の女性の死体と楽しみたいのですが、やはり引き続き様子を看ないわけにはいかないでしょう。男の死体は別に要りません。
 びしょ濡れの服を脱がせてローブを着せます。背中に何やらミミズ腫れがあります。それからベッドに寝かせます。呼吸はちゃんとしているようなので、もう大丈夫でしょう。よく見るとこの男性、さっきのロケットペンダントの中の男です。
男「ん・・・こ、ここは?」
nexa「目が醒めましたか。あ、私はこの島の住人で根草と言います。と言ってもこの島には私しかいませんが」
男「俺は江藤って言います。俺はどうしてここに・・・?」
nexa「覚えていませんか?水を大量に飲んで倒れていたのです。船が難破でもしたのですか?」
男(以下、江藤)「え、ええ、そうでした。夜の海を眺めようと昨日の晩ボートで沖に出て、台風に直撃されてしまって・・・」
nexa「昨日の夜?何時ごろです?」
江藤「ええと、夜中の2時すぎごろですかね。」
nexa「ほうほう。何をしに沖に?」
江藤「だから、さっきも言ったように夜の海を眺めようと」
nexa「そうですか。えーと、ひょっとすると大変よろしくないお知らせがあるかもしれないのですが・・・、一緒に女性が乗っていませんでしたか?」
江藤「えっ」
nexa「長い黒髪の、色の白い、綺麗な・・・」
江藤「蘭子・・・蘭子もこの島に流れ着いたんですか?」
nexa「ええ、蘭子さんというのですね。どういうご関係で?」
江藤「俺の恋人です。まさか蘭子は・・・」
nexa「ええ、お亡くなりになりました。」
江藤「そんな・・・蘭子は、いまどこに?」
nexa「隣の部屋に安置しています。あ、ちょっと、まだ立ち上がらないでください。無理しちゃ駄目です。もう少しの間安静に!」
 ベッドから立ち上がろうとする江藤さんを私はなんとかかんとか言い包めて再びベッドに寝かせます。危ない危ない。隣の部屋の蘭子さんは今ごろ全裸で、マザーグースの「だらしない男」よろしく、お腹をくぱぁしてしまったままあたりに内臓を散らかしています。
nexa「まだ海に流されてあなたも気が動転しているでしょう。あまり精神的にショックを受けそうなものは見ないほうがいいです」
 まあ本当は私のほうが動転しているのですが。
nexa「そうだ、なにか温かいスープでも用意しましょう。しばらくここで休んでいてください」
 そう言って隣の1号室へ。
 大急ぎで内臓をひっつかみお腹の中へ詰め込み、針と糸で腹部を縫いあわせ、血を拭き取り、シーツを替えます。・・・はい、お腹の縫い痕が丸見えですね。そうだ。前に変装に使ったドーランがあるはずです。これを縫い痕に塗りつけましょう。・・・はい、全然消えません。しっちゃかめっちゃかです。
 えーと・・・まあどちらにせよ服さえ着せればわからないでしょう。さて、これで問題ないはずです。と、思ってふと後ろを振り返ると、トレイの上に肺と気管と胃・・・!入れ忘れました。えー、人間気が動転するとなにをするか分かりませんね。
 さてみなさん、こんなとき推理小説の犯人ならどうすると思いますか?はい、そうですね。こんなとき、推理小説の犯人ならこのうっかり入れ忘れた肺と気管と胃を刻んでスープに入れて探偵に食べさせてしまうでしょう。しかし、それは愚かです。そういう小洒落たことをしようとするからそういうところから足がついてしまうわけです。いったい推理小説の犯人というのはなぜ自ら犯人として名乗り出るにも等しいそのようなことをしてしまうのでしょうか。事実は小説より奇なりといいますが、事実なんていうのは実際そんなものです。
 ちょっと、なんですかみなさん、モニターを見ながらそんな残念そうな顔をしないでください。なんですかその目は・・・わかりましたよ。やりますよ。やればいいんでしょう!
 まず胃を綺麗に洗って・・・ん、胃の中は水が入っていてあんまり内容物がありませんね。たくさん水を飲んで何度か嘔吐したのでしょう。ん?なんかかすかに香水のような匂いがしますね。薔薇のような。とにかく肺、気管、胃を煮てスープにしましょう。
 さて、人の肺と気管と胃を使ったおいしいスープの作り方は次回、お教えします。お楽しみに!
 それから蘭子さんですが・・・はい、勘の良い読者の方は気づいていらっしゃるかもしれませんが、そうです、江藤さんが殺したんです。証拠は・・・これもまた次回お話することにしましょう。

後編に続く)
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Author:necrolife
@necro_lifeの中の人が死体愛を語るブログです。

ツイッターではファンタジーなフィクションで死体愛を語っていますが、ブログでは中の人のちょっぴりリアルな素顔も見せちゃいます。幻想を壊されたくない方はご注意を。

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