2ntブログ
2013.09.0101:58

【創作】太古の英雄の詩

こんにちは。最近全然ブログを更新できていなくてすみません、nexaです。

今日は創作です。




思い出せ。

思い出せ、太古の記憶を。



人の記憶は遺伝する。

心理遺伝は存在する。

なんとなれば人間とは集団だからだ。

個体に分散された機能は人間の本来でない。

個体記憶は集合記憶の末端にすぎない。

集合記憶は存在する。

集合精神は集合記憶から発現する。



夢は個体記憶から生じたものではない。

個体記憶と集合記憶との交錯の結果である。

オカルティズムではない。

神秘主義でもない。

真実を理解せよ。

確かにそこに存するのだ。



直観せよ。

こんな夢を見たことがあるはずだ。

それはいつか実際にあったことだ。



思い出せ、かつて確かに見たそれを。

思い出せ、それは実際にあった。

思い出せ、そのよろこびを。



太古、英雄であった。

昨日獲った猛禽の羽に身を飾る。

刺青は全身に及ぶ。

今日は猛禽より獰猛な獲物だ。

今日は猛禽より強力な獲物だ。

なんとなればその獲物は弓を有する。

なんとなればその獲物は槍を有する。

その獲物には爪がない代わりに。



弓を放て英雄。

隣村の民どもの急所に弓を撃ち込め!

隣村の民どもの急所に槍を刺し入れろ!

やがて田畑はその血に満ちる。

動くものはそこに既にない。



残るは隣村の民どもの累々たる死屍のみ。

死屍を焼き喰らう。

かく旨きものはない。



民どもの中で最も美しい女の死体は英雄のものである。

民どもの中で最も美しい女の死体は英雄の処分に委ねられる。

女は生きているうちに処女を失うことがなかった。

女は死して後に処女を失った。

英雄により。

女の子袋は永久に孕まない。

永久に草一本生えぬ畑に英雄は種を蒔く。



自ら殺した隣村の民の肉を食らいながら。

自ら殺した隣村の一番の美女を屍姦する。

生物がこの世界に生じてから、これ以上の快楽はあったことがない。



思い出せ、確かにあったことだ。

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